世界が脱炭素社会への移行を急ぐ中、途上国の労働者や地域社会など、脆弱な人々の権利や暮らしが脅かされています。そこには、「人」「環境」「経済」という持続可能性の3要素のうち、最も重要なわたしたちヒトの側面が現状の経済学の枠組みからは抜け落ちていることが密接に関わっています。近年発達する人権影響評価手法(社会ライフサイクルアセスメント法)や膨大な報告を読み込める大規模言語モデル(LLM)により、Leave no one behind (誰も取り残さない)とネットゼロ社会を両立するJust Transition (公正で公平な形での社会移行)を科学的に分析します。
二酸化炭素。気候変動。そして失われる人々の幸せな暮らし。今まで「持続可能性」は重要な領域であればあるほど、人間の目には見えませんでした。しかしサステナビリティに関するビッグデータの国際的な整備が加速した定量分析手法の発展と、データビジュアライゼーションの発展は、見えないサステナビリティを可視化し、人類がより本質的な理解を行うことを可能にしました。「計量サステナビリティ学」と名付けられた本アプローチにより、持続可能な未来の科学的根拠に基づいた理解と解決を目指しています。
核融合、AI、量子技術。人類の優れた知は、ただそれが芽吹くことを待つだけでは花開きません。困難や変化を受容し、自らリスクを取り、行動を起こすことで新たな価値を創出する「アントレプレナー」達の出現によって初めて世界を変革する力たり得ます。学術の社会価値を学術的に解析し、イノベーションのエコシステムの構造を考察し、その知をもって自ら起業を志す若者の背を押すことで、世界を変えるアントレプレナーを輩出します。